「『心地よい取引体験』に沿うような取引音を再検討する必要がある」
セブン銀行が2019年にリリースした新型ATMは、「安心・安全を追求し、利便性の高い機能を搭載した上で、さらにお客さまに心地よい取引体験を届けたい」という思いから、筐体デザインや取引音、デザインにこだわりを詰め込んだという。
リリース時に採用した取引音については、「心地よい」といった声が寄せられていた一方で、今回話題になった投稿者のように、「聞くと悲しくなる」といった意見もSNS等で上がっていたという。
こうした声を受け、同社のSNS担当者が22年1月にATM開発部署に共有し、「当初のコンセプトである『心地よい取引体験』に沿うような取引音を再検討する必要があると判断し、プロジェクトが立ち上がり今回の変更に至りました」と、操作が変更された経緯について述べた。
今回変更されたのは、入出金時に紙幣やカード、明細票を出す際のサウンドだ。ピアノ単音で「落ち着き/心地よさ」を重視した従来のサウンドコンセプトから、利用者が気持ちよく取引できるような明るい音調に変更された。また「心地よさ」のブラッシュアップのために反響音が少し加わっているという。
同社は「今後もお気づきの点はぜひご意見をお寄せいただき、さらなる改善に生かしてまいりたいと考えています」と話している。