世界最大級のゲーム見本市「東京ゲームショウ」を目前に控え、任天堂が2022年9月13日深夜(日本時間、以下同)に配信した新作発表番組「Nintendo Direct」(ニンテンドーダイレクト、ニンダイ)が大きな注目を集めた。
一方、翌朝に放送したソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の類似番組「State of Play」では、ビッグタイトルが多く明かされたものの、視聴数はニンダイの6分の1と大きく差がついた。
ライバルにまさかの「Big day tomorrow」宣言も...
9月15日~18日の東京ゲームショウを前に、ゲーム関連企業が続々と最新情報を発表している。
13日23時からはニンダイが45分配信された。任天堂の上席執行役員でゲームクリエーターの小泉歓晃氏が案内役を務め、『ファイアーエムブレム エンゲージ』『ピクミン4』『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』などSwitch用の最新約20作品が発表された。放送終了をもって発売や予約を開始するタイトルもあった。併せて、『スプラトゥーン3』など発売まもないゲームのアップデートも告知された。
SIEはそれから数時間後の14日7時から、20分ほどState of Playを配信した。キャスターのジョン・カビラ氏がナレーションを担当し、『龍が如く 維新! 極』『鉄拳8』『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』といったPS5や注目の仮想現実ゴーグル「PSVR2」などに対応した10作品の最新情報が解禁された。
PlayStation公式ツイッター(@PlayStation)は13日午前、ニンダイの配信を告知する任天堂アカウント(@NintendoAmerica)の投稿に「Big day tomorrow」とリプライを送るなど期待感を喚起していたが、視聴数は水をあけられた。
「Nintendo directはほんとワクワクさせてくれる」
ニンダイの85万再生(英語版は392万再生)に対し、State of Playは13万再生(同103万再生)だった(数字はいずれも14日夕時点)。
事前の告知ツイート(日本版アカウント)への反応も、任天堂は6万4000リツイート、8万5000いいね、SIEは4500リツイート、5000いいねと盛り上がりに温度差があった。
ゲームファンの間でもしのぎを削る2社の差は関心を集め、ツイッターでは「ニンダイはあんなに盛り上がってたのにソニーさん...」「state of playも良かったんだけど、Nintendo directはほんとワクワクさせてくれるね」「ソフトの供給量の差を感じずにはいられない」などと感想が書き込まれている。