ジャンプショップ従業員が特典着服&不正転売 運営会社が謝罪、集英社「絶対にあってはならない」

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   「週刊少年ジャンプ」「ジャンプSQ.」連載作品を中心としたグッズを販売する集英社オフィシャルショップ「JUMP SHOP(ジャンプショップ)」を運営するベネリック(東京都千代田区)が2022年9月14日、大阪心斎橋店で従業員が購入特典を着服し、不正転売していたことが発覚したとして、公式サイトで謝罪した。特定のフェア期間中に同店で購入した客に対し、特典の交換・配布対応を実施する。

  • 「ジャンプショップ」のツイッター(@jumpshoptokyo)より
    「ジャンプショップ」のツイッター(@jumpshoptokyo)より
  • 特典交換・配付対象の1つ「『ONE PIECE』100巻おめでとう!フェア」のグッズ。ベネリック公式サイトより
    特典交換・配付対象の1つ「『ONE PIECE』100巻おめでとう!フェア」のグッズ。ベネリック公式サイトより
  • 「ジャンプショップ」のツイッター(@jumpshoptokyo)より
  • 特典交換・配付対象の1つ「『ONE PIECE』100巻おめでとう!フェア」のグッズ。ベネリック公式サイトより

「少なくとも9つのフェアの『お買い上げ特典』を着服し、不正に転売を行っていた」

   同社は公式サイトで「JUMP SHOP大阪心斎橋店従業員による不正行為について」と題した文書を発表。「この度、弊社経営のJUMP SHOP大阪心斎橋店に所属する従業員(パートアルバイトスタッフ)による不正行為が発覚いたしました」とし、次の通り謝罪した。

「弊社では、今回の事態を重く受け止め、当該従業員を厳粛に処分いたしました。今後は対策を徹底し、再発防止に向けて全力で取り組むとともに、お客様ならびに関係者の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけいたしましたこと、謹んでお詫び申し上げます」

   ジャンプショップでは期間・数量限定などで、特定グッズの購入者に対し、ステッカーやクリアファイルなどの「お買い上げ特典」を配布するフェアを開催することがある。発表によると、同従業員は大阪心斎橋店に勤務していた21年4月~22年1月の間、店舗で配付していた少なくとも9つのフェアの「お買い上げ特典」を着服し、不正に転売していたという。同従業員は就業規則に基づき懲戒解雇処分となったとしている。

   今後の対応については以下のように述べている。

「弊社は、今後も顧問弁護士と相談の上、当該元従業員に対する責任を追及するとともに、今後このような事態が二度と起こらないように各種チェック機能の強化と管理体制を刷新し、再発防止に向けて全力で取り組んでまいります」

   集英社のコンテンツ事業部・週刊少年ジャンプ編集部も同発表で声明を掲載し、ユーザーに向けお詫びした。

「『JUMP SHOP』はベネリック株式会社の経営するキャラクターショップで、当社は店名(商標)の使用を許諾するという関係にあります 。今回の不正行為は『少年ジャンプ』のキャラクターを応援してくださるお客様の期待と信頼を傷つけるものであり、当社としては絶対にあってはならないものと考えております。心斎橋店のお客様をはじめ『JUMP SHOP』をご利用いただいている皆様には、ご迷惑とご心配をお掛けしましたことを心よりお詫び申し上げます。

今後は、二度とこのようなことがないよう、ベネリック株式会社が行う店舗管理体制の強化等を含めた再発防止策を支援し、ともに信頼回復に努めてまいります」

   ジャンプショップ公式ツイッターでも9月14日、「この度、大阪心斎橋店に所属する従業員による不正行為が発覚いたしました。お客様に多大なご迷惑とご心配をおかけいたしましたこと、謹んでお詫び申し上げます」と謝罪。上記公式サイト発表文のリンクを載せている。

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