お祭り翌日のゴミ捨て場、放置された2匹の金魚 「生きたまま捨てるなんて...」発見者は嘆いた

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「飼えないなら、周りに相談したり、ネットで調べてみたりしてほしい」

   金魚2匹について、Essjayさんは9月14日、東京都目黒区内のゴミ収集場所に指定されている歩道上で11日の11時ごろに見つけたと、J-CASTニュースの取材に説明した。

   Essjayさんが自宅から会社に出勤しようと1、2分歩くと、歩道にあるガードレールのポールにビニール袋が引っかけられていたという。「お祭りの袋に入ってる状態で、はじめは生きてるか死んでるかわからないので恐る恐る近づいて確認してみました」。2匹とも生きているようだったため、袋ごと取り外し、すぐそばにある会社に持って行って、水槽に2匹を入れた。

   前日夜に近くの神社でお祭りがあり、金魚すくいも行われていた。子供と行った友人に聞いたところ、金魚すくいの後は、持ち帰るか帰らないかの確認があったという。Essjayさんは、金魚を放置したのは、大人か子供か分からず、「家族から同意を得られずに泣く泣く手放した、みたいなこともあるかもしれません」としたうえで、次のように思いを明かした。

「生き物を生きたまま捨てるなんて悲しいしショックでした。この子たちが必ずしも捨てられたかどうかは定かではありませんが、今回に限らず、生き物を簡単に捨てるという判断をしないでほしいです。やむを得ずそういう状況になったなら、周りに相談したり、ネットで調べてみたりやれることはやってほしいと思いました」

   Essjayさんはまた、金魚を手放した人を責めるだけでなく、皆で協力して考えていかなければいけないとも強調した。

「生き物を飼う前には自分だけじゃなく、きちんと家族と相談して、最後まで飼えるかどうかきちんと考えてほしいという事。それでも生き物を飼えなくなってしまう状況というのはあるかもしれません。でもその人を責めると、結局こっそり捨てる、という行為に繋がってしまうのかもしれません。様々な理由はありますから飼えなくなった人を頭ごなしに責めず、協力し合える社会になっていってほしいと思います。生き物を飼うことは大変だけど、一緒に暮らすことはとても楽しくて幸せです」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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