闘莉王、もし日本代表監督なら南野拓実は「起用しない」 新天地で苦戦...「調子が悪かったら外す」

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   サッカー元日本代表の田中マルクス闘莉王氏(41)が2022年9月9日にユーチューブチャンネルを更新し、フランス1部ASモナコに所属する日本代表FW南野拓実(27)に言及した。

  • 南野選手(写真:Panoramic/アフロ)
    南野選手(写真:Panoramic/アフロ)
  • 南野選手(写真:Panoramic/アフロ)

「少し格下相手なのに予選でも目立たない」

   南野は6月下旬にイングランド・プレミアリーグのリバプールFCからASモナコに移籍した。スポーツ紙などの報道によると、移籍金は総額1800万ユーロ(約26億円)で4年契約。大きな期待が寄せられる中、リーグ戦2試合連続で出番がなく新天地で苦戦を強いられている。

   動画では結果を出せずにいる南野に対してフランスの地元メディアが酷評していることを伝え、闘莉王氏がパフォーマンスの上がらない要因などを独自の視点で分析した。

   闘莉王氏は「試合に出ていない分、なかなか調子が上がってこない。代表の試合を見ていても予選の試合を見ていてもあそこで差を見せないといけない。少し格下相手なのに予選でも目立たない。やっぱり調子が上がらない。キレが出てこない。この長いトンネルから抜け出せない」と南野の現状を分析。

   さらに「日本代表に来てそこでちょっと試合に出る。1試合だけでは調子が上がらない。戻ってまた自分のチームで出番がないと。このサイクルがサッカー選手にとってはやっぱりよくない。少なくとも5、6試合続けて先発で90分くらい戦わないと本調子のパフォーマンスは出せない」とし、「なかなか厳しい状況に南野選手がいる」との見解を示した。

「代表は選手のパフォーマンスを取り戻す場所ではない」

   また、リーグ戦でコンスタントに出場機会に恵まれない状況を踏まえ、11月に控えるワールドカップ(W杯)カタール大会で南野が良いパフォーマンスを見せるにはASモナコよりも出場機会があるチームを探していかないと厳しいと指摘した。

   日本代表はW杯カタール大会に向けて9月23日にドイツ・デュッセルドルフで米国代表と親善試合を行う。スタッフから「森保監督は(南野を)どう起用すると考えられますか?」との質問に対して、闘莉王氏は「森保監督はまだ信じるんだろうけど。これが難しいところでもある」と前置きして持論を展開した。

「『(南野が)何かのきっかけで良くなる。何かのきっかけでまた活躍してくれる』と、このわずかな期待にかけて森保監督は使ってしまうと思う。これは方向性を考えれば悪い方向に転がるかもしれない。なぜかというとチームとして成り立たないことなんですよ。代表というものが本当に調子の良い選手をどんどん使っていかないといけない場所でもある。正直なところ代表で選手の調子を取り戻そうとなると他の選手のパフォーマンスも出遅れる」

   そして自身が監督ならば、現状を考慮して南野の起用は「しない。これは断言する」とし、その理由について言及した。

   「代表は選手のパフォーマンスを取り戻す場所ではない。そんな時間もないし、集まる時間も少ない。ハードな練習を出来るわけではない。自分のパフォーマンスを取り戻すのには自分のチームでやってほしい」とし、「調子が悪かったら外す。調子の良い選手を使う。白黒はっきりするやり方でやっていかないと日本にとってもプラスにはならない」と私見を述べた。

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