ファン役のスタッフ「すごい伝わってくる。なんか感動しちゃった」
須田さんの握手会は「現地でトーク会」同様、飛沫防止シート越しに行われる。須田さんは素手、ファンはビニール製手袋をつけて握手し、直後に手袋は回収される。叫んだり大声を出したりしなければ会話もできる。検温や手指消毒が行われるほか、ファンは不織布マスクの着用も求められる。
番組では握手のデモンストレーションも披露。須田さんは
「ビニール手袋越しだけど、ひとりひとり手の柔らかさだったり、厚みだったり温度だったり...違うというのが分かるし、これだけコロナ禍で人との距離感が離れてたけど、ビニールがあることで、私も安心して握手をさせてもらうことができました。こんな感じなんだ!」
と話し、ファン役を演じたスタッフも、
「(ビニール越しでも手の感覚が)すごい伝わってくる。なんか感動しちゃった」
と感慨深げだった。
須田さんは握手会と握手なしの「現地でトーク会」の両方を行う予定で、「心にしこりが残らない方を皆さんに選んでいただけたら」と話す。現時点で握手会を予定しているのは須田さんのみ。今回の取り組みが、メンバーの卒業とは関係なくSKE48に「握手会」が復活するかどうかの試金石になる。
これまでSKE48は「現地」でのイベントを行う一方で、AKB48は「オンラインお話し会」を継続。HKT48をはじめとする他の姉妹グループは、オンラインと現地開催の両方を続けている。どのグループも「リアル握手会」は行ってこなかった。須田さんの取り組みが、他グループのイベントのあり方に波及するかも焦点だ。
番組では、須田さんの卒業時期が9月末から11月1日に延期されたことも発表された。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)