まるで家電量販店のチラシ!?独特すぎる自治体PRが話題 きっかけは危機感...若手町議が常識覆す

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PR効果で傍聴者増加、議員の質向上にも

   鷹栖町議会は過去にも、週刊誌の中づり広告や少年漫画誌、怪獣映画のポスターを模した議会案内を制作して話題となった。

   ユニークな取り組みは、町議選が3回連続で無投票となった19年末から始まった。「議会としては町民の方に関心を持ってもらうためには手段を選んでいられない状況でした。個人的には、商工会青年部でポスター制作の経験があったので、この(危機感を持った)空気感ならできるかなと思い立ちました」(片山氏)

   ほかにも、町政への参加を促すため「議会傍聴ガイドブック」を配布したり、町議の仕事ぶりを評価する「一般質問の通信簿」を導入したりした。

   取り組みは実を結び、傍聴者は着実に増えているという。「良い質問をしようという意識にもつながっています」と議会活性化にもなった。

   ネタ帳があり、日々次の構想を練っているという片山氏。今後の展望については「私の任期は定例会でいうとあと二回。色々な人から『あなたがいなくなったらどうするのか』と言われます。若い一年生議員(川原允氏=36=)がいるので、チラシを一回任せてみようと思っています。まるっきり自分と違うテイストになるかもしれませんが、工夫しながら続けていけるようにしたいです」と意気込んだ。

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