阪神・佐藤輝明に本塁打が出ない 76打席連続...解決には「本人だけでなくコーチ陣の指導も重要」

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   阪神・佐藤輝明が今季ワーストの76打席連続ノーアーチと本塁打から遠ざかっている。

   昨年は新人の本塁打最多記録の24本塁打をマーク。今年2022年はさらなる飛躍が期待されて開幕から4番に抜擢された。5月までに12本塁打と順調だったが、6月以降は3ヶ月連続2本塁打ずつとペースがガクッと落ちた。9月は9試合出場で本塁打が出ていない。最後のアーチは8月20日の巨人戦(東京ドーム)で3回に放った18号2ランと3週間前だ。現在18本塁打。ペナントレースはあと11試合で、2年連続20本塁打達成が微妙な状況になってきた。

  • 阪神甲子園球場
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「本塁打だけを狙うようなスイングをすると打撃のメカニズムが狂ってしまう」

   スポーツ紙記者は、「本塁打は昨年より減っていますが、三振率は大幅に改善されて追い込まれても逆方向にミートする打撃が見られるようになった。本人は打撃のスタイルを模索しているところだと思います。もちろん、長打を求められていることは分かっている。ただ本塁打だけを狙うようなスイングをすると打撃のメカニズムが狂ってしまう。佐藤本人だけの問題だけでなく、コーチ陣の指導も重要だと思います」と指摘する。

   9月に入って打順が6番に下がったが、佐藤は打線のキーマンだ。リーグ優勝の可能性は極めて厳しくなったが、2位・DeNAと5ゲーム差。3位争いを繰り広げる広島、巨人を振り切って勝ち続けるためにも、佐藤に奮起が求められる。

   在阪のテレビ関係者は首脳陣の起用法にも疑問を呈する。

「佐藤は今季右翼で69試合、三塁で63試合スタメン出場していますが、打撃に集中させるためにも守備位置を固定した方が良い。大山悠輔にも言えることですが、チームの顔としてクリーンアップで稼働してもらわなければいけない選手なので、1つのポジションを任せた方が責任感も増す。他の選手との兼ね合いで守備位置がコロコロ変わる選手ではないと思います」

   身体能力は球界屈指であることは間違いない。その才能を開花させることができるか。豪快なアーチで復調のきっかけをつかんでほしい。

(中町顕吾)

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