FA補強は「投手ばっかりでいい」 原監督の元参謀、巨人に提言「野手はいくらでも代わりがいる」

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   プロ野球巨人のヘッドコーチ、2軍監督などを歴任した野球解説者の岡崎郁氏(61)が2022年9月8日に公開されたユーチューブチャンネル「エモやんの、人生ふらーりツマミグイ」の動画に出演し、巨人の補強策に言及した。

  • 巨人・原監督(編集部撮影)
    巨人・原監督(編集部撮影)
  • 巨人・原監督(編集部撮影)

「圧倒的に野手が多すぎる」

   動画は「岡崎提言、意見ピタリ!!巨人よ、補強は全部ピッチャー取れ!」とのタイトルで公開され、南海、阪神などで活躍した江本孟紀氏(75)との対談形式で進められた。

   冒頭で江本氏が来期以降の巨人に関して「ピッチャーの体制をどう作り直すか。大事なところだよね」と切り出すと、岡崎氏はこれに同調。過去、巨人がフリーエージェント(FA)で獲得した選手を振り返りながら補強すべきポイントを指摘した。

「今年はFAで取らなかったのかな?だけどずっとFAで取っている。圧倒的に野手が多すぎる。本当にもったいない。本当に勝とうと思ったらFAは全部ピッチャーを取りに行った方が」

   さらに「支配下登録は70人。ピッチャーは半分いる。ひとつのポジションにだいたい35人いる。あとの35人で他のポジションをまかなっている。それぐらいピッチャーは大事。ピッチャーの代わりはいないわけで補強するならピッチャーばっかりにすればいいのになと、なんとなく思います。極端なことを言っているかもしれませんが」と続けた。

   巨人は昨オフこそFAに参戦しなかったが、これまで積極的にFAで選手を獲得してきた。近年では20年にDeNAの梶谷隆幸外野手(34)、井納翔一投手(36)、18年には丸佳浩外野手(33)と炭谷銀仁朗捕手(35=現楽天)、17年には野上亮磨投手(35=引退)をFAで獲得した。

「無駄な競争はしない方がいい」

   今オフに巨人がFA戦線に参戦するかは不明だが、今季中にFA権を取得した注目選手として阪神・西勇輝投手(31)、楽天・浅村栄斗内野手(31)、楽天・辛島航投手(31)、広島・西川龍馬外野手(27)、西武・森友哉捕手(27)らが挙がっている。

   また、岡崎氏はドラフトでの補強策に関しては「ピッチャーばっかりでいいと思いますよ。野手はいくらでも代わりがいますよね」と述べた。

   そして野手のレギュラー争いについても言及。「無駄な競争はしない方がいいと思います」と指摘し、次のように語った。

「レギュラーはレギュラーとしてやってあげないと、みんな代えられるんじゃないかと(不安に)。誰がレギュラーだか分からない。チーム内の競争は激しい方がチーム力が上がると言いますけど、あまり激しすぎるとみんなそこで疲弊して相手と戦う前にチーム内の競争で疲れるようなことがあってはいけないんじゃないかなとなんとなく思います」

   岡崎氏は原辰徳監督(64)の第2次政権下でコーチ、2軍監督などを経験。11年にはヘッドコーチに就任し、参謀として指揮官を支えた。その後、編成本部アドバイザー、スカウト部長を歴任した。

姉妹サイト