広島コリジョン失点、佐々岡監督苦言も抗議なし 「退場覚悟で行って」「ファンの八つ当たり」鯉党賛否

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   プロ野球中日対広島戦が2022年9月8日にバンテリンドームで行われ、中日が2-0で広島を下した。中日は4回に1点を先制して8回に追加点。投げては4人の投手陣が広島打線を3安打に抑えて完封リレーした。

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「取った時は完璧にベースの上にいましたからね」

   試合の中で注目されたのは4回中日の先制シーンだ。1死2、3塁のチャンスに土田龍空(19)がカウント2ボール2ストライクからスクイズ。打球は投手の前に転がり森下暢仁(25)がホームにグラブトスした。

   3塁走者のA.マルティネス(26)が頭からホームに突っ込みクロスプレーとなり判定はアウト。すかさず中日・立浪和義監督(53)がベンチから飛び出してリクエストを要求し、審判団によるリプレー検証が行われた。

   試合を中継した動画配信サービス「DAZN」で解説を務めた元中日の川又米利氏(62)は、リプレー検証が行われている最中にクロスプレーについて言及。「コリジョン的には大丈夫なんですかね?ちょっとベースを隠しちゃってるような」と疑問を投げかけると、実況アナウンサーは「確かに走路上にいるようにも見えます」と応じた。

   そしてリプレー検証の結果、コリジョンルールが適用されると、実況アナは「確かに川又さんもおっしゃってましたがキャッチャーの會澤(翼)が走路上にいたように見えましたもんね」と述べ、川又氏は「取った時は完璧にベースの上にいましたからね。ベースを空けていませんでしたから審判団はコリジョンルールを適用したということですよね」と解説した。

「フリでも抗議してほしかった」「抗議出てけなんて全く思わん」

   スポーツ紙などの報道によると、広島・佐々岡真司監督(55)はコリジョンルールが適用されたプレーについて「あのプレーは最高のプレーだったし、別にブロックしているわけでもない」と不満を露わにし、抗議に行けば退場になることが分かっていたとし「ちょっと納得いかないところはある」と話したという。

   インターネットでは報道された佐々岡監督の発言に鯉党が反応。ツイッターでは「退場覚悟で抗議に行っても良かった」「納得いかないなら抗議するべき」「フリでも抗議してほしかった」などと批判コメントが寄せられた一方、「佐々岡に抗議出てけなんて全く思わんな」「抗議しにいけなんていうのは完全なるファンの八つ当たり」「監督はそんな簡単に退場になったらいけないんだよ」などと反論もある。

   広島は今季14度目の完封負けを喫しチームの連勝は「5」でストップ。クライマックスシリーズ(CS)進出をかけて争っている3位・阪神との差は1.5ゲーム差に広がった。9日からは敵地・神宮球場でリーグ首位ヤクルトとの2連戦を予定している。

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