大型書店「八重洲ブックセンター本店」営業終了へ 44年で幕...「夢の世界でした」利用者惜しむ声

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   東京駅前に店を構える大型書店「八重洲ブックセンター本店」が、所在地を含む街区の再開発計画に伴い、2023年3月をもって営業を終了する。公式サイトで22年9月9日に発表された。

   今後については、同地に建設が予定されている超高層大規模複合ビルへの出店を計画しているという。ビルの竣工は28年度を見込んでいる。

  • 八重洲ブックセンター本店
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「44年間に渡りご愛顧を賜りました」

   地下含む計9フロアで多岐にわたる書籍を扱う同店の営業終了は、公式サイトで9日、「八重洲ブックセンター本店 再開発に伴う営業終了のお知らせ」とする文書で発表された。下記のように感謝を述べている。

「1978年9月18日、100万冊の在庫を誇る日本初の超巨大書店として東京駅前に開店して以来、全国の読者の皆様と『本との出会い』の場として、44年間に渡りご愛顧を賜りましたことを、心より御礼申し上げます」

   今後の予定は、再開発事業で建設が予定されている超高層大規模複合ビルへの「将来的な出店を計画しております」と明かす。詳細は随時、公式サイトで報告するという。

   営業終了までの期間には、9月17~30日に全店舗で毎年開催している「八重洲ブックセンター創業祭」を控えているほか、その後も特別企画が行われる。

「最後となる営業日まで、八重洲ブックセンター全社スタッフが総力を挙げ、読者の皆様、お客様へ、本への想いをつないで参りますので、是非ご来店くださいますようお願い申し上げます」

   本店の営業終了は公式ツイッターでも発表された。利用者の間では驚きが広がっているほか、「新宿の紀伊國屋書店、神保町の三省堂書店と並んで、地方から上京した自分にとっての『夢の世界』でした」「再出発を楽しみにしています」といった声が寄せられている。

   関東で展開されている支店8店舗はいずれも変わらず、営業を続ける。

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