「ちょっとしたタイミングですごいカウンターを」
フリーウエイトはコンディション作りなど朝倉にプラスに作用する効果があるとする一方でエキシビションマッチへの影響は「軽微」だと指摘。ひとつの理由として3分3ラウンドの短期決戦であることを挙げた。
「長いラウンドならば別ですが、朝倉選手にとってフリーウエイトがリング上で大きくはプラスにならないでしょう。スピードでは元々メイウェザーが勝っている。3ラウンド限定ならば、メイウェザーにはまだまだスピードもテクニックもあるので侮れない。3ラウンドですからいくら体格差があってもパンチが当たらないと意味がありません」
ボクシングルール3分3ラウンドで行われた那須川とのエキシビションマッチは、4.6キロの体重差が考慮され、メイウェザーJr.は10オンス、那須川は8オンスのグローブを使用。結果、メイウェザーJr.は那須川のパンチをまともに受けることなく1回に3度のダウンを奪い1回TKO勝利を収めた。
金平氏はメイウェザーJr.のこれまでのボクシングスタイルから「打ち気で来ることはないと思う」とディフェンシブに来ると予想しつつ「ちょっとしたタイミングですごいカウンターを打ってくるのでそれは気を付けないといけない。10オンスだからといって大丈夫というものでもない」と注意を促した。
そして「朝倉選手とそもそものボクシングの素養が違うわけで、年を取ったとはいえあの体つきを見れば分かるが、継続的に練習をしていると思う。引きこもって全く何もしない状況でちょっと動いたら息が上がるような状態ではない。そこはきっちり仕上げてくるのがメイウェザー。3ラウンドのエキシビションマッチで何か効かされるという事はないと思う」と持論を展開した。