「ばんえい競馬」でお馴染みの帯広競馬場で大量のトウモロコシが無料で配られていたと、ツイッターで話題になっている。場内のふれあい動物園近くで配られており、「*人間用です」と書かれた張り紙が注目を集めた。
いったいなぜ、大量のトウモロコシを配っていたのか。J-CASTニュース編集部は2022年9月8日、ふれあい動物園の競馬調教師・服部義幸さん(75)に取材した。
ポニーも羨む大量のトウモロコシ
服部さんは、ばんえい競馬の調教師。ふれあい動物園の園長でもある。友人が出荷できないトウモロコシを大量に抱えて困っていたため、引き取って配っていたと話す。
「トウキビは大きな農家の友達からいただきました。茎なども含まれますが、買い物カゴ15個から20個くらいの量があったように思います。
私はあまり詳しくはないのですが1本のトウキビから出荷できるのはごくわずかだそうです。タダでもらえるならば、美味しく食べてくれる人に渡そうと考え、ふれあい動物園内で配ることにしました」
この様子が撮影され3日、ツイッターで拡散された。投稿は8日までに2万2000件を超えるリツイート、14万400件を超える「いいね」が寄せられる大きな反響を呼んだ。
写真では、カゴからあふれるほどの大量のトウモロコシが広がっていた。近くの柱には「ご自由にお持ち帰りください。*人間用です。<とうもろこし>」と注意書きが掲示されている。後ろの厩舎からはポニーの「レディ」が羨ましそうにのぞき込む。
「やることがダイナミックだね!」
「後ろのレディちゃんの欲しそうな顔がかわいい」
「人間用ってところに面白味を感じる...」