チャンネル登録者約135万人を超える人気YouTuber・カノックスターさんが2022年9月4日に公開した動画で、ADHD(注意欠如・多動症)とASD(自閉スペクトラム症)の傾向があると診断されたと明かした。
個性として前向きに捉えようとする持論を述べ、「受け入れて前向いていこう」と伝えている。
「え、別に悪いことじゃないじゃん」
4日の動画では、弟と受けた検査の結果を報告した。冊子には脳を測定した図などが掲載されている。検査の確実性については賛否両論あると前置き、兄弟ともADHDの傾向があると診断されたと明るく伝える。
カノックスターさんはASDの傾向があるとも伝えられた。これは予想外だったようで笑って驚きつつ、特徴として挙げられた項目は全て当てはまると納得した様子を見せる。
結果を受けて、今までストレスを感じていたネガティブ思考に陥りやすい性質も「しょうがないことなんだって思える」と前向きに受け止める。
一方の弟は、「落ち込んでるよ普通に。こうやって(YouTubeの)ネタとしてあるならいいけど、普通の生活だったらダメだよね」と衝撃を伝える。カノックスターさんは同意しつつ、考え方次第だとする。
「え、別に悪いことじゃないじゃん。好きなことには一点集中出来るって意味だから、YouTubeやる時はこういう性格じゃないと無理じゃん」
弟はその後の場面でも「何か嫌な感じはした。正直言って」と動揺を隠せない様子で、「俺は全部治したい。治せるなら」と意気込む。カノックスターさんは、自分を治療しようという気にはならないという。
「受け入れて前向いていこう」
カノックスターさんは、治療を検討する弟に対しても、
「ぐちゃぐちゃになってるからこそクリエイティブな発想が出来るわけじゃん。それがなくなる可能性があるんだよ。普通のつまんない思考になっちゃう、つまんない人間になっちゃうかも知れないよ?何の特徴もない」
と個性を尊重する考えを訴え、「どっちが良いかなっていう」と提起した。発言を受けて弟は改めて「いや今のままでいいかな」と応じ、2人が笑いをこぼした所で動画は終わる。
動画の投稿文では、検査結果について思い当たる節が多々あるとして「なんだか受け入れられないようで全然受け入れられるなと思っています」といい、下記のように伝えている。
「まあこういう性格だからこそ今1人でYouTubeを活動できているんじゃないかなと考えさせていただきますとなんだか腑に落ちるというかなんというかなんだか称号に見えてきたような気がします。受け入れて前向いていこう」