ちむどんどん「嫌がらせで焦げた肉」演出に批判噴出 「いい加減食べ物を粗末にする描写やめて」

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   2022年9月7日放送のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」では、主人公・暢子(黒島結菜さん)の元職場の料理人たちが、嫌がらせとして焦げた肉料理を提供するシーンが描かれた。

   SNSでは「料理人としてあるまじき行為」「いい加減食べ物を粗末にする描写やめて」などと呆れる声が広がっている。

    ※以下、ネタバレを含みます。

  • 黒島結菜さん(写真:2019 TIFF/アフロ)
    黒島結菜さん(写真:2019 TIFF/アフロ)
  • 黒島結菜さん(写真:2019 TIFF/アフロ)

矢作にだけ焦げた端切れ肉

   沖縄から上京し、東京銀座のイタリアンレストラン「アッラ・フォンターナ」で成長した暢子。現在は独立し、沖縄料理店「ちむどんどん」を開業した。しかし客足が途絶えてしまったため、休業し店の味やメニューを見直すことになった。

    暢子を励ますために、夫・和彦(宮沢氷魚さん)はフォンターナのシェフ・二ツ橋(高嶋政伸さん)たちとフォンターナでの食事会を企画した。二ツ橋シェフはこの場に元従業員の矢作(井之脇海さん)も招待する。

    矢作は過去に、同僚2人とともに突然フォンターナを退職した。その後は独立に失敗。多大な借金を抱えた矢作はフォンターナに忍び込み、店の売り上げと権利書を盗み出した。現在は心を入れ替え、暢子の店の料理人として活躍しているが、フォンターナの料理人たちとの間には依然として確執が残っている。

   食事会ではイタリアの伝統的な豚肉料理「ポルケッタ」が振る舞われた。一同からは「美味しそう」と感嘆があがる。しかし矢作だけは顔をしかめていた。矢作の皿には、焦げた端切れ部分が乱雑に載せられていたのだ。その様子を見守っていた二ツ橋シェフは食事後、「今日はよくこらえましたね」と矢作を気遣う。矢作は涙を呑むような表情で頭を下げ、店を去った。

「これ以上、料理を粗末に扱わないでください」と嘆く声

   矢作に対する仕打ちに、ツイッターでは「気持ちは充分分かるけど、本当にやっちゃいかん」などと非難する声が上がっている。

「どんな理由があろうと料理人が料理を嫌がらせに使うとか...本当に一流店?」
「個人的な感情でわざと食材をダメにして嫌がらせの料理を出すなんて料理人として失格じゃないですか?ましてや一流レストランで」
「仕返しするなら、辞めたことを後悔するくらい美味しいものを出すべきなんじゃないの?」

   さらには、「食材に対するリスペクトが欠けてる」「これ以上、料理を粗末に扱わないでください」と嘆く声も寄せられている。「ちむどんどん」ではこれまでにも食べ物の扱いに対する疑問の声が出ている。

   ツイッターでは主に下記のシーンが取りざたされている。

   第4週「青春ナポリタン」では、学校対抗の料理大会でスープをこぼして台無しに。第11週「ポークと卵と男と女」では、混乱した厨房でトマトソースを盛大にぶちまける。第16週「御三味に愛をこめて」では、暢子の兄・賢秀(竜星涼さん)が料理の前で暴れ、飛び散る様子が映された。

   第17週「あのとき食べたラフテーの」では、暢子の下宿先の居酒屋「あまゆ」で昆布を炒めた沖縄の総菜「クーブイリチー」が腐ってしまったシーンも放送されている。沖縄や料理が主題の番組でこうした演出が行われたことには「沖縄料理は素敵に描いて欲しい」と訴える声も寄せられた。

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