2022年9月6日放送のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』のワンシーンが、前作「カムカムエヴリバディ」のファンの間で思わぬ注目を集めている。
※以下、ネタバレを含みます。
家出をした清恵はスナック街へ
同作は、1964年、まだアメリカ統治下だった沖縄の「やんばる地域」を舞台に、主人公・比嘉暢子(黒島結菜さん)がふるさとから料理人を目指すストーリー。現在は、東京・銀座のイタリアンレストラン「アッラ・フォンターナ」で約7年の修業を終え、自身の沖縄料理の店「ちむどんどん」のオープンさせている。
暢子の兄・賢秀(竜星涼)は、養豚場の同僚・清恵(佐津川愛美さん)がバツイチであることを知り、「俺にうそをついて、騙したわけ?」「あの男と結婚してたのか? 結婚したことを隠して...」と怒り心頭。そのまま言い争いになり、結果として清恵は家を出て行ってしまう。
清恵の父で養豚場オーナーの寛大(中原丈雄さん)は、知り合いに電話で情報提供を求めつつ、「保証人もいない女が働くとなれば、住み込みの水商売か」と清恵の行方を心配。その予想通り、清恵は食い扶持を繋ぐため、スナック街で水商売のアルバイトをはじめており、金髪ボブの姿で酔った客を店先まで見送る姿が放送された。
「スナックひなた」にファン注目
視聴者から思わぬ注目が集まったのは、スナック街のシーンで背景に映り込んだ「スナックひなた」という看板だ。「ひなた」といえば、前作の朝ドラ「カムカムエヴリバディ」で俳優の川栄李奈さんが演じたヒロインの名前だ。
この看板について、視聴者からはツイッターに、
「スナックひなたの看板、絶対カムカム意識してる...」
「スナックひなたの看板、カムカムのロゴ意識したデザインになってる?」
「スナック『ひなた』。店名のみならずロゴまで似せている」
「スナックの名前、朝ドラのタイトル意識してたりする?」
といった声が上がっている。
そのほか、同じシーンで映った「真紅」の看板は、19年放送の朝ドラ・スカーレットと関係があるのではないかとする声や、「纏う朝」という看板はちむどんどんの主題歌「燦燦」の歌詞からの引用ではないか、とする声もあった。