阪神・糸井嘉男の去就はどうなる 引退可能性も報じられたが...「代打ならまだできる」識者指摘

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   阪神・糸井嘉男の去就が注目を集めている。

  • 糸井嘉男(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
    糸井嘉男(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
  • 糸井嘉男(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

今季成績は打率.222、3本塁打、22打点

   41歳のベテランはプロ19年目の今季61試合出場で打率.222、3本塁打、22打点。2022年3月25日の開幕戦・ヤクルト戦(京セラドーム)で右越え2ランを含む猛打賞4打点と最高のスタートを切り、その後も主にクリーンアップで3、4月は月間打率・296、3本塁打、15打点と結果を残した。

   だが、5月以降は調子を落として出場機会が減少。7月18日に登録抹消されると、8月上旬に新型コロナウイルスに感染した。同月23日のウエスタン・リーグのオリックス戦で実戦復帰を果たし、1軍に再昇格を目指していた。

   そんな状況で糸井が来季の去就を巡り、球団と話し合いを持つことがスポーツ紙で一斉に報じられたのが9月5日。現役引退を表明する可能性に言及する報道もあり、大きな反響を呼んだ。

   糸井は走攻守3拍子揃ったプレースタイルで活躍。日本ハム在籍時の09年から6年連続を含む9度の打率3割をマーク。オリックス時代の14年に打率.331で首位打者、16年に盗塁王のタイトルを獲得している。共に自主トレを行ったソフトバンク・柳田悠岐、オリックス・吉田正尚が舌を巻く身体能力で、「超人」の異名も。年を重ねてもチームの中心選手として躍動した。

「また、ご報告させてください」

   だが、近年は古傷の右膝痛など度重なる故障に見舞われ、コンディションを整えるのに苦労していた。20年は86試合出場、昨年も77試合出場で打率.208、3本塁打、18打点と不本意な成績に。背水の陣で迎えた今季も勝負どころの夏場以降にファーム暮らしが続いていた。

「下半身に不安があり外野の守備範囲も狭くなった。1年間シーズンを通じて出場するのは厳しいかもしれないが、勝負強い打撃は健在です。代打ならまだできると思うのですが...。守って、打って、走ってというプレースタイルの糸井は自分の思い描いた形でパフォーマンスを見せられないことに、葛藤を感じていたのかもしれません」(スポーツ紙デスク)

   糸井は5日に自身のツイッターを更新。「紙面にぎわしてしまい...しっかり話し また、ご報告させてください」と綴った。

   選手の人望も厚くチームに与える影響力は大きい。糸井は野球人生の岐路でどのような決断を下すか。(中町顕吾)

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