ヴェノムそっくり「恐怖のみかん」話題に なぜこんな形に?発見の果樹園に聞いた

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   「めちゃめちゃこわいみかんいた」――愛媛県今治市の「のま果樹園」で発見されたミカンに大きな注目が集まっている。ミカンの真ん中がぱっくりと裂け、果肉が牙のようにむき出しになっているのだ。

   なぜこのような状態になってしまったのか。J-CASTニュースは2022年9月5日、このミカンを発見したのま果樹園のツイッター担当者に取材した。

  • 怖いと話題のミカン
    怖いと話題のミカン
  • 9月5日に撮影されたミカン
    9月5日に撮影されたミカン
  • ミカン「甘平」
    ミカン「甘平」
  • ミカン「甘平」
    ミカン「甘平」
  • 怖いと話題のミカン
  • 9月5日に撮影されたミカン
  • ミカン「甘平」
  • ミカン「甘平」

まるで「ヴェノム」「パックンフラワー」のようだと話題に

   ツイッター担当者によれば、話題になったミカンを発見したのは3日の昼過ぎ。果樹園を見回りする中で偶然発見した。ツイッターユーザーに興味を持ってもらえそうだという確信があったため、発見から3分足らずで撮影し、果樹園の公式ツイッターアカウントで「めちゃめちゃこわいみかんいた」と紹介した。

   続く投稿では、次のように補足している。

「こちら愛媛のオリジナル品種『甘平』です。高級柑橘です。外皮が薄く、実がパンパンに詰まっているのですが、雨が降ったあと木が地面から水分を吸い上げることで急激に実が膨張し、耐え切れなくなった外皮が裂けてしまいます。ここ2日よく雨が降りました」

   実が膨張しすぎたことで裂けてしまうミカンを見かけることはあったものの、外の皮だけが裂けて中身はそのままということがほとんど。このように実の中身ごと大きく割れてしまうのは珍しいという。どうしてこのような形状になったのか、取材に対し担当者はさらに詳しい推測を述べる。

「割れたみかんは、中が固くてしゃきっとしているのが特徴の『甘平』という品種です。その特徴からこのような際立った割れ方をしたんじゃないかなと推測しています」

   甘平は愛媛オリジナルの新品種で、まだ数が少なく珍しいという。極めて薄い皮の中に、はちきれそうなほど甘い果肉がぎっしりと詰まっている高級品だ。

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