プロ野球中日の元捕手で野球解説者の中村武志氏(55)が2022年9月3日に公開されたユーチューブチャンネル「野球いっかん!」に出演し、8月28日に行われた西武対オリックス戦における球審の判定問題に言及した。
「特にキャッチャーが一番驚いている」
問題のシーンは6点リードで迎えた6回西武の攻撃だ。
2死1、3塁のチャンスに打席に中村剛也(39)が入った。初球のスライダーをハーフスイングとされストライク。この判定に不服の中村は嶋田哲也球審(55)に向かいジェスチャーを交えて「抗議」した。ベンチから松井稼頭央ヘッドコーチ(46)と平石洋介打撃コーチ(42)が飛び出して制止するほどヒートアップしていた。
そしてカウント2ボール1ストライクからの4球目。低めのストレートはストライク判定に。中村は判定直後に後ろを振り返り何事かつぶやき納得のいかない様子だった。結局、この打席はフルカウントからの6球目を空振りして三振に倒れた。
インターネットでは、ハーフスイングをめぐる中村と嶋田球審の一連のやりとりから4球目のストライク判定に対して一部で「報復判定」や「誤審」を指摘するコメントが上がり物議を醸した。
中村氏は冒頭で嶋田球審のストライク判定について「あれは一言でダメですね」とバッサリ。「みんなが驚いてます。特にキャッチャーが一番驚いている」と選手目線で語りながら「選手と審判さんも持ちつ持たれつなのでいいんですそれは。でもこれはやっちゃダメです。不信感も出るし、審判に対して信用がなくなってくる」と持論を展開した。