仕事でやっていることが、仕事の場以外の生活にも影響を与えてしまう現象を「職業病」と呼ぶことがあります。Twitterでは、職業病に関するさまざまな投稿が拡散されます。過去に反響を読んだ例をもとに、ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)が深掘りしてみました。
アニメを楽しめないアニメーター
漫画家の見原由真さんが、夫でアニメの作画監督をやっているタッペイさんの職業病エピソード漫画を投稿して注目されました。タッペイさんは作画監督になりたての頃、テレビで流行りのアニメが放送されるとすぐにチャンネルを変えていたといいます。
その理由は、アニメを観ているとキャラクターの作画や動きについて「オレだったらどう描く」といった視点で見てしまい、アニメを楽しむどころではなくなってしまうから。
アニメーターの夫とアニメを見ようとしたら速攻でチャンネルを変えられた→素人では考え付かないような職業病目線が発動していた‐Togetter
また、VTuberとして活動するペケこさんは、日常生活の中でもBlender(オープンソースの総合3DCGソフト)の事ばかりを考えてしまうという漫画を投稿しています。
スーパー銭湯でサウナの座席のカーブの構造が気になったり、自販機の中にある飲料のサンプルを見て、3DCG化する時のポリゴン数の節約方法を思いたりするなど、頭の中がモデリングのことでいっぱいの様子。
スーパー銭湯に行ったのに頭の中でサウナの座席の角のカーブが気になったり自販機が気になる職業病‐Togetter
これらの漫画について、特に同じ業種に生きる関係者から共感の声や事例が多数寄せられました。プライベートな時間を過ごしている時であっても、頭から仕事でやっていることが抜けない様子は、まさに職業病の典型的な"症状"だと言えますね。