伊豆箱根バス「不服申し立てを行うことは考えていません」
バス2台を各25日間使用停止とした今回の処分について、静岡運輸支局は、道路運送法第13条違反、16条違反、27条違反の各処分日数をもとに決めたとしている。
「処分が厳しすぎる」といった声が出ていることについては、「法令に照らしますと、このような処分になりますので、適正だと考えています」と説明した。
伊豆箱根バスの担当者は9月2日、処分について、「乗車拒否などは違反に当たり、不適切だったと考えていますので、不服申し立てを行うことは考えていません」と取材に答えた。
今回の件は、4月7日のうちに女性客から営業所に「バスから降ろされてしまった」と苦情の電話があって、女性客には、謝罪したうえ、タクシーを手配したという。運転手に違反行為が認められたため、翌8日に中部運輸局に電話で報告したとした。女性客がなぜマスクをしなかったのかについては、確認が取れていないという。
なお、バス2台が使用停止となったが、予備車両があるため、路線バスの減便や運休はないとしている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)