「あのプレッシャーの中で...」 元大リーガー語る「ずば抜けた成績残せなかった」松井秀喜の「強み」とは

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    大リーグ・マリナーズ、ロイヤルズなどで投手として活躍した野球解説者のマック鈴木氏(47)が2022年9月1日に公開された元広島東洋カープ・高橋慶彦氏(65)のYouTubeチャンネル「よしひこチャンネル」の動画に出演。高橋氏と対談し、元ヤンキースの松井秀喜氏(48)とイチロー氏(48)について言及した。

  • 松井秀喜氏(編集部撮影)
    松井秀喜氏(編集部撮影)
  • 松井秀喜氏(編集部撮影)

松井氏は「ヤンキースファンから愛される」

    鈴木氏は高校中退後に渡米し94年にマリナーズとマイナー契約を結び、96年に大リーグデビューを果たした。以降、ロイヤルズ、ブルワーズなどで活躍し02年にオリックスに入団。05年オフにオリックスを退団しメキシカンリーグや台湾リーグなどで現役を続けた。大リーグでは通算16勝をマークした。

    「【ヤンキースは別格】日本とは全く逆!イチローさんも凄いけど松井さんも凄いという意見【プロ野球OB】【メジャーリーグ】【広島カープ】【マック鈴木】【イチロー】【松井秀喜】」というタイトルで公開された動画では、ヤンキースで活躍した松井氏とイチロー氏に言及した。松井氏は02年オフに巨人からヤンキースに移籍。09年にはワールドシリーズに出場しチームの世界一に貢献して日本人選手初となるワールドシリーズMVPに選出された。

    一方のイチロー氏は00年オフにポスティングシステムを利用してオリックスからマリナーズに移籍。12年のシーズン途中にトレードでヤンキースに移籍し14年シーズンまでプレー。そしてマーリンズを経て18年に古巣マリナーズに復帰した。

    鈴木氏はヤンキース時代の松井氏について、現在活躍を続けるエンゼルス・大谷翔平選手と比較してこう語った。

    「ピンストライプ(ヤンキースのユニフォーム)を着てあのプレッシャーの中でずば抜けた成績は残せませんでしたけども。大谷選手のようにホームラン40本とか。それはなかったんですけど勝負強さだったりとかヤンキースファンから愛される」

「イチローさんの振り子はあまり合ってなかったような感じで...」

    イチロー氏に関しては「キャリアの終盤でしたけどやっぱり縦縞を着たら自分のやりたいことがマリナーズの時は出来ていたけど出来ないこともたくさんあったと思う。すごく求められることが大きかったと思うんですよ」と語り、ヤンキースの「重圧」に言及した。

    また、鈴木氏はイチロー氏が大リーグに挑戦する2年前のエピソードを披露した。

    「イチロー選手がマリナーズと契約する前に1998年のキャンプに来られた。ちょうどオリックスとマリナーズがたぶん業務提携みたいなのを結んでまして、イチローさんもメジャー志向がかなり高くなってきたので準備運動、試運転みたいな形でキャンプに来た」と説明。

    そして「イチローさんの振り子はあまり合ってなかったような感じでキャンプが終わった。やっぱりそのあたりからすごく準備の加速が始まったみたいなんですよね」と続けた。

    高橋氏は「その時経験してね。それが良かったのかもしれんね」と私見を述べ、現在カブスで活躍中の鈴木誠也(28)やレッズでプレーした現広島の秋山翔吾(34)の名を挙げながら「経験」の大切さを語った。

    「鈴木誠也選手でもそうだけど秋山選手もそうだけどピッチャーの投げ方に最初戸惑うやん。『いち、に』やん。『間とかそういうのないの?』って感じやん。あれで日本人だいたいやられるよね。日本人は下(下半身)を大きく動かすから。だからそういう面では(イチロー氏は)それを経験したからやっぱり違ったんだろうな」と納得した様子だった。

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