「イチローさんの振り子はあまり合ってなかったような感じで...」
イチロー氏に関しては「キャリアの終盤でしたけどやっぱり縦縞を着たら自分のやりたいことがマリナーズの時は出来ていたけど出来ないこともたくさんあったと思う。すごく求められることが大きかったと思うんですよ」と語り、ヤンキースの「重圧」に言及した。
また、鈴木氏はイチロー氏が大リーグに挑戦する2年前のエピソードを披露した。
「イチロー選手がマリナーズと契約する前に1998年のキャンプに来られた。ちょうどオリックスとマリナーズがたぶん業務提携みたいなのを結んでまして、イチローさんもメジャー志向がかなり高くなってきたので準備運動、試運転みたいな形でキャンプに来た」と説明。
そして「イチローさんの振り子はあまり合ってなかったような感じでキャンプが終わった。やっぱりそのあたりからすごく準備の加速が始まったみたいなんですよね」と続けた。
高橋氏は「その時経験してね。それが良かったのかもしれんね」と私見を述べ、現在カブスで活躍中の鈴木誠也(28)やレッズでプレーした現広島の秋山翔吾(34)の名を挙げながら「経験」の大切さを語った。
「鈴木誠也選手でもそうだけど秋山選手もそうだけどピッチャーの投げ方に最初戸惑うやん。『いち、に』やん。『間とかそういうのないの?』って感じやん。あれで日本人だいたいやられるよね。日本人は下(下半身)を大きく動かすから。だからそういう面では(イチロー氏は)それを経験したからやっぱり違ったんだろうな」と納得した様子だった。