「一番の観光地に影響が出ると困るので、今後を懸念している」
「情報が入ってきておらず収集しているところですので、影響については何とも言えません。しかし、一番の観光地に影響が出ると困りますので、今後について懸念しています」
同町の総務課によると、甲斐町長らが処分場の反対住民から8月末に話を聞く機会があったといい、今後は、宮崎県ともに、事実関係を調べて、高千穂峡などに影響があるかどうか判断したいとしている。
宮崎県の循環社会推進課は9月1日、「処分場を許可する熊本県から情報をもらって状況を確認しており、今後の対応を検討しています。県内では、住民説明会はまだ行われておらず、流域の住民から説明を求められれば、熊本県に働きかける必要が出てくるかもしれません」と取材に述べた。
処分場計画を進める星山商店の企画開発部は1日、取材にこう説明した。
「排水は、高千穂峡などに悪影響が出ないように、基準以下に処理してから放流します。また、遮水シートは、破れても自己修復するタイプなどを候補に挙げており、どんな構造のシートが最適か環境アセスメントを行ってから決めます」
宮崎県内でも住民説明会を今後行うかについては、こう話した。
「熊本県の担当者と話して調整していますが、やる方向で考えています。社内会議をしてから、今後の方針を決めるつもりでいます」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)