排水は「水処理施設に送って基準以下にしてから川に放流」
処分場は、約19ヘクタールを予定しており、東京ドーム4つ分になる。埋め立てる産廃は、200~300万立方メートルで、ドーム2つ分ぐらいに相当する。28年度中に稼働を始めたい考えで、埋め立てる期間は、30~60年を予定している。
この計画では、地下水の汚染を防ぐため、処理場内に遮水シートを敷くなどするほか、排水については、水処理施設に送って法律で定められた基準以下にしてから川に放流するとしている。
すでに8月22日から環境アセスメントに入っており、星山商店では、1か月かけて公式サイトなどを通じて意見を募っている。一方、熊本日日新聞によると、反対する一部住民らが同28日に独自の現地説明会を開き、宮崎県からは、放流する川の下流域に当たる高千穂町の町民も参加した。
そして、30日になって、宮崎の地元紙の宮崎日日新聞が、五ケ瀬川の上流域で産廃処分場が計画され、高千穂町が影響を懸念しているとする記事を朝刊で大きく報じた。記事では、甲斐宗之町長が「熊本県側などからは何も説明を受けておらず、計画について情報収集したい。高千穂峡もある五ケ瀬川の上流部に大規模な処分場ができれば、観光業などにもマイナスの影響があるのではと懸念している」などと話したことを紹介した。
高千穂町の企画観光課は9月1日、J-CASTニュースの取材に対し、高千穂峡への影響について、こう話した。