格闘技イベント「超RIZIN&RIZIN.38」(2022年9月25日・さいたまスーパーアリーナ)の会見が8月30日(日本時間31日)に米ハワイで行われ、エキシビションマッチで対戦する格闘家・朝倉未来(30)とプロボクシング元世界5階級制覇フロイド・メイウェザーJr.(45)が出席した。
「メイウェザーにフィジカル面で大きな問題をもたらす」
6月の対戦発表以来の対面となった両者は恒例のフェイスオフで迫力満点のにらみ合い。朝倉が左腕でファイティングポーズを取るとメイウェザーJr.のボディーガードが朝倉を突き飛ばし一触即発の場面もあった。
米スポーツ専門メディア「SBNATION」(WEB版)は31日に同カードの特集記事を公開。記事ではRIZINの解説などを務めるジョー・フェラーロ氏が両者の格闘技キャリアを分析し、朝倉の可能性に言及した。
フェラーロ氏は朝倉を「我慢強い」選手と評し、朝倉兄弟について「この2人の兄弟は殺し屋です。彼らはストリート出身で、スキルを磨いています」と解説。実弟の朝倉海(28)は総合格闘家として活躍し、RIZINのリングに上がりタイトルを獲得している。
また、フェラーロ氏はメイウェザーJr.が18年大みそかにエキシビションマッチで対戦した那須川天心と朝倉の違いに言及。「126 ポンド(57.1キロ)の選手である那須川とは異なり、朝倉は 145 ポンド(65.7キロ)のメイウェザーにフィジカル面で大きな問題をもたらすだろう」と分析。朝倉は21年大みそかの試合で66.0キロ契約体重でリングに上がった。