宗像市「車の進入は禁止なので、こういうことがあると困る」
車が水没した現場は、宗像市が管轄する漁港区域とのちょうど境にあり、市の職員も現場に駆け付けた。
車が入り込んだことについて、市の水産振興課は8月31日、取材にこう話した。
「境は、明確にはなっていませんが、漁港区域なら、車は進入できません。地元の方ではなく、他県ナンバーでした。引き揚げられた後は、レッカー車で引っ張られて行きました。そもそも、さつき松原は、車の進入は禁止されていますので、こういうことがあると困ります。海への油漏れはなかったようですが、もしそうなれば環境を破壊することにもなります」
さつき松原を管轄する林野庁の福岡森林管理署は31日、車の進入について取材にこう答えた。
「車の出入りができないように、鉄パイプを使って組み立てたゲートが設置してありました。しかし、現場に行ったときは、ゲートが倒されて支柱が壊れ、組み立てられなくなっていました」
ただ、車のドライバーは、「もともとゲートがなかったので入った」と主張したという。誰がゲートを壊したのかはっきりしないため、賠償請求や刑事告訴は考えていないとしている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)