「日本の経営4賢人」死去で「日本経済の『黄金時代』は、もう戻ってこないだろう」
「北京商報」は、稲盛さんが中日友好協会を通じて「西部開発奨学基金」を設立し、「日中友好に尽力していた」ことを紹介し、
「中国の伝統文化である陽明学と仏教文化を企業経営と実践に結びつけ、哲学的思考と実践的経営を融合させた『外国人』」
だとした。さらに、「日本の経営4賢人」として稲盛さん、松下幸之助さん、本田宗一郎さん、盛田昭夫さんの4人を挙げ、4人全員が鬼籍に入ったことで
「日本経済の『黄金時代』は、もう戻ってこないだろう」
と論じた。
「新京報」は、「『アメーバ経営』は多くの中国の有名企業で模範とされている」「日中友好の提唱者として有名だった」などと紹介。「経営4賢人」が死去したことで、日本メディアが「次の『経営の神様』を探している」として、稲盛さんが唯一無二の存在だったことを伝えた。
「稲盛和夫が残したものは、その伝説的な経営哲学だけでなく、軽妙な人生観、日本の侵略の歴史に対する反省、そして日中関係を重視したことである。 稲盛和夫のような思考レベルに達しなければ、誰が日本の新しい『経営の神様』になっても、かつての尊敬を得ることは難しいだろう」
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)