高木豊氏、DeNA本塁打パフォーマンスへの苦言を謝罪「ファンの心理分かってなかった」 誹謗中傷被害も明かす

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   プロ野球横浜ベイスターズ、日本ハムで活躍した野球解説者の高木豊氏(63)が2022年8月30日にユーチューブチャンネルを更新し、DeNA牧秀悟選手(24)の本塁打パフォーマンスへの苦言を謝罪した。

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「すごく勉強になりました」

   高木氏は冒頭で「まず最初に謝っておきたいのは俺の口から発したことがファンの代表みたいな、ファンの口だみたいなそんな感じで伝わっていたと思うからそれは謝る。本当にすみませんでした」と頭を下げた。

   高木氏が謝罪したのは29日に公開した動画の中での発言だ。27日に横浜スタジアムで行われたDeNA対ヤクルト戦を解説し、6回にソロ本塁打を打った後にベンチで右拳を胸に当てた牧のパフォーマンスに苦言を呈した。

   DeNAが大量リードを許していたこともあり高木氏は「あれだけボロカスに負けている中で牧と宮崎が意地を見せてホームランを打ってくれる。ファンのために打ってくれた。その時にこういうポーズ(右拳を胸に当てる)っているかって俺は一瞬思った」と疑問を投げかけ、「不愉快に思ったDeNAファンはたくさんいると思うよ」などと私見を述べた。

   また、パフォーマンスに関して「やるなとは言わない。やる時、場所、ゲーム展開。少しは考えてほしい。やらなきゃいけないという決まりじゃないんだから」と言及した。

   高木氏は30日に公開した動画でパフォーマンス自体は嫌いではないとし、「この3連戦を振り返ってすごい気持ちが入っていたからちょっと落胆があった。やられ方とか」と当時の心境を振り返りながら次のように続けた。

「勘違いしていたのはファンの人も落胆しているのかと思ったが、そういうポーズを見て勇気付けられたりとか、まだ諦めてないんだというのが伝わるから良いと。俺もファンの心理を分かっていなくて今回すごく勉強になった。そういうファンの心理だとか見方だとかそういうことをしているんだなと思ってすごく勉強になりました。ありがとうございました。本当に。教えをもらったというか」

「豊さん、結構傷ついているというか結構きてますから」

   そして「(パフォーマンスは)やってもいい。牧とか佐野が気を使って気にしていることがあったら申し訳ないのでバンバンやってくれていいと思う。やるなとは言ってないから」と述べた。

   また、高木氏は29日に動画を公開して以降、SNSで一部の人間から誹謗中傷の被害を受けたことを明かした。

「昔もいろんな意見があったと思うがこうやって直接聞くことが出来なかったからすごく勉強になった。ただ『お前、もうあの世に行け』とかそういうコメントはすごく不快だった。確かに俺の方から発信したものが不快に感じてそういう言葉が返ってくるんだけど、これは人と人とのやりあいだから。こういうことを言っていいのというね」

   アシスタントは「豊さん、今こうやって笑って言ってますけど結構傷ついているというか、結構きてますから。私も見せてもらったんですけど『失せろ』とか『あの世に行け』とか。それは違う次元の話であり」と高木氏を気遣った。

   高木氏によると一部で誹謗中傷するコメントがあった一方、野球ファンからの温かい言葉もあったという。この言葉に勇気付けられたことを明かし「お礼を言っておきたい」と感謝の言葉を口にした。

   動画の終盤には「俺が言ったからといって後輩が委縮することはない。牧が気にしているようだったら牧に電話をしてしっかり謝罪をする」と明言し、「ファンの代弁ということで誤解されるようなことになったけども俺の意見でファンの気持ちはすごく分かりました。勉強になりました」と改めて語った。

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