「党利党略から脱し、野党も国政に半分の責任があるという姿勢」
「ファンダム」(fandom)とは、「ファン」と「フリーダム」などの接尾辞にあたる「-dom」(「~の状態」の意)を組み合わせた言葉、熱狂的支持者の集団や、その集団によって形成された世界観や文化を指す。つまり「ファンダム政治」とは、自分の熱狂的支持者しか喜ばない政治を意味する。この「ファンダム政治」を乗り越えない限りは、与野党が協力して共通の政策課題に取り組むことは難しい。
朝鮮日報は29日に「『国の未来のために協治することができる有能な政党』の模範を示さなければならない」と論じたのに続いて、30日には所得税の負担を軽減する法案に協力するように求めた。中央日報は「刷新を通じて党利党略から脱し、野党も国政に半分の責任があるという姿勢」が必要だとした。
3紙の計5本の社説に外交問題は登場しなかった。特に日韓関係については、中央日報が日本メディアの論調を紹介する程度にとどまった。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)