ユーチューバーのHIKAKINさんは2022年8月26日にYouTubeチャンネルを更新し、1枚5000万円するカードなど、計6546万円分の「ポケモンカード」をカードショップで購入したことを明かした。
しかし、このカードショップの創業者は、HIKAKINさんが買った5000万円のカードの仕入れ値が180万円だったことを暴露。仕入れ値の公表には「モラルがない」などと疑問の声が広がったが、当の本人は「何も悪い事してない」と反論した。
買取査定中に発見
HIKAKINさんは「1枚5000万円のポケモンカードガチで購入【合計????万円】【ポケカ】【カード日本記録!?】」と題した動画を公開。自身が幼少期に集めていたというポケモンカードの中古価格が世界中で高騰していることを受け、東京・秋葉原のカードショップ「晴れる屋2」を訪れた。
82万円の「コイキング」や500万円の「純金ピカチュウ」など高額商品を勧められたHIKAKINさんだったが、同店で最も高い5000万円の「かいりきリザードン」を提示されると思わず仰天。それでも悩んだ挙句、「かいりきリザードン」を含む6546万円分の商品を購入することを決意し、自宅から持ち込んだ現金7000万円で会計を済ませた。
YouTubeのコメント欄には「流石としか言えない」「ここまでの高価なものを買えるなんて」「ポケカプレイヤーとしても見てて嬉しいです」などと、HIKAKINさんの「男気」をたたえる声が相次いでいた。
この動画を受け27日、HIKAKINさんが訪れた「晴れる屋2」を運営する晴れる屋(東京都新宿区)の創業者、「トモハッピー」こと齋藤友晴氏が動画を公開した。齋藤氏は同社の代表取締役を務めていたが、自身が「賭けポーカー」に関与し書類送検されたことを受け、6月に経営から退いていた。
「【ポケカ】5000万円!! ヒカキンさん動画のかいりきリザードンについて」と題した動画で齋藤氏は、HIKAKINさんが買った「かいりきリザードン」は、21年に自身が買取査定中に見つけたものだったと説明。当時の仕入れ価格は180万円で、鑑定会社での評価次第では1000万円以上で販売することを検討していた。