奇跡の逆転優勝が大きく遠のいた。2位・DeNAが2022年8月26日からのヤクルト戦(横浜)で同一カード3連敗を喫した。
この試合まで本拠地・横浜スタジアムで17連勝を飾り、8月は16勝3敗の快進撃で首位・ヤクルトに4ゲーム差まで接近していただけに、あまりにダメージは大きい。
入江、平田、ガゼルマン...救援陣は踏ん張れるか
「4番の村上宗隆に3連戦で11打数9安打、4本塁打と完璧にやられましたが、敗因はそれだけではない。投打で地力の差を感じましたね。ヤクルトは勝負所できっちり得点を入れ、投手陣もDeNA打線の勢いを止めた。修羅場を潜り抜けてきた経験値の差があると思います。昨年のリーグ覇者の貫録を感じましたね」(スポーツ紙デスク)
DeNAはヤクルトのゲーム差は7に広がった。もちろん、逆転優勝に向けて気持ちを切り替えなければいけないが、3位・阪神が5ゲーム差で追いかけている。9月は30日間で27試合の過密日程だ。
「快進撃の時は疲れを感じなかったと思いますが、勢いが止まると疲れがどっと来る。特にセットアッパーのエスコバー、伊勢大夢は連日緊張感が大きい試合の登板で疲労がたまっているでしょう。
DeNAの戦いを見ると大勝した試合が少ない。先発が5、6回まで踏ん張り、7回以降は継投策で逃げ切るというのが必勝パターンになっていた。ここで救援陣が崩れるようだと、大失速する恐れがある。入江大生、平田真吾、新外国人投手のガゼルマンを含めて救援陣の踏ん張りがカギを握るでしょう」(スポーツ紙記者)
救援陣の調子はチーム成績と直結する?
救援陣が1年間通じて順調に稼働するのは難しい。
首位・ヤクルトもセットアッパーの田口麗斗、清水昇、大西広樹が新型コロナウイルスの陽性判定を受けて戦線離脱した7月は救援陣の月間防御率が4.52と大幅に悪化。7勝13敗と大きく負け越した。阪神も開幕時に守護神だったケラーの不調が大誤算で春先は大きく低迷した。
セリーグの灯が消えようとしている。DeNAは再び大型連勝で、首位・ヤクルトと戦える土俵に持ち込めるか。(中町顕吾)
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) August 28, 2022
もはや選択肢は...
歩かせるか、ホームランか
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村上宗隆、すんごい打球で勝ち越しの49号ホームラン????#村神様 もう言葉はありません
⚾#プロ野球(2022/8/28)
????DeNA×ヤクルト
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