2022年8月27日から28日にかけて「24時間テレビ45」(日本テレビ系)が生放送された。
番組では、お笑いコンビ「EXIT」の兼近大樹さん(31)が100キロマラソンを達成したほか、男子プロスケーターの羽生結弦選手(27)によるスペシャルアイスショーといった企画を実施。放送は3年ぶりとなる有観客で行われた。
報道によれば、番組全体の世帯平均視聴率は13.8%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)で、21年の12.0%(同)を1.8ポイント上回ったが、今年の放送に対するネットの関心はどうだったのか。J-CASTニュースは昨年に続き、SNS分析ツール「ソーシャルインサイト」を用いて分析した。
放送当日のツイートが大きく減った
今回、編集部が使用したのはソーシャルインサイトの「ツイート分析」という機能。「24時間テレビ」という単語が含まれたツイートについて、放送日前日の26日から放送翌日の29日正午までの投稿回数を計測した。
その結果は、放送前日の26日の投稿数は5万943件、放送1日目となる27日には12万5964件、放送2日目となる28日には21万2785件、放送翌日となる29日には4万2158件だった(数字は計測した29日17時30分時点のもの)。
編集部は昨年の放送時にも、同様に「24時間テレビ」を含むツイートの数を計測していた。
「放送前日、1日目、2日目、放送翌日」という4日間の値は、前日の20日は2万8991件、1日目の21日は37万5034件、2日目の22日は72万3513件、放送翌日の23日は3万3670件だった(数字は21年8月23日17時30分計測時点のもの)。
これらのデータを比較すると、放送当日の投稿数において、今年は21年に比べて大きく減少していることが分かる。一方、放送前日・翌日の投稿数は21年よりも今年の方が多かった。
4日間の合計では、41万6949件(22年)、116万1208件(21年)と、昨年に比べて大きく数字を減らしている。
「24時間テレビ」と一緒にツイートされた単語は?
もう1つ、「24時間テレビ」という単語と共にツイートされた「ポジティブな単語(名詞)」と「ネガティブな単語(名詞)」についても調べた。同様に26日から29日17時30分までの間に「24時間テレビ」という単語と共にツイートされた「ポジティブな単語(名詞)」は、
「感動」「ジャ」「羽生結弦」「障害者」「笑顔」「最後」「観覧」「レポ」「兼近」「最高」
というもの。「ジャ」はジャニーズに関連したワードとみられる。
また、ネガティブな単語(名詞)では、
「嫌い」「番組」「羽生結弦」「統一教会」「日テレ」「北京五輪」「ショートプログラム」「意味」「ミヤネ屋」「フィギュアスケート」
が一緒にツイートされているとの結果が出た。
なお、ネガティブ側のワードに含まれる「統一教会」(現・世界平和統一家庭連合)をめぐっては、同団体が24時間テレビのボランティアスタッフに女性信徒が関わっていた、などと主張したことが注目を集めていた。
日テレ側は放送前日の26日に、「参加される方の個人的な思想・信条について確認することはいたしません」などと発表。同じくネガティブ側に含まれる「ミヤネ屋」は、旧統一教会をめぐる問題を積極的に取り上げていたことで注目されていた。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)