当日キャンセルのみ全額負担を周知
今回、無断キャンセルの被害にあったのは、「英国紳士のお茶会」と題された税込5500円のアフタヌーンティーセットだ。7月7日から8月30日まで1日20人の完全予約制で提供している。
予約については、当日キャンセルのみ代金の全額が発生する旨を周知している。ただ店が事前決済に対応しておらず、クレジットカード登録も行っていないため、制度は十分に機能していない。
急なキャンセルが出た際は、店頭に並んでいる客に価格を落として料理を提供することで、大きな損失や廃棄を防いでいる。
事前決済のシステムを導入しないことには、当事者からキャンセル料を徴収するのは「無理だと思います」と言う。店で検討したこともあるが、様々な事情から踏み切れずにいる。
細かい理由としてはシステムにかかる手数料や、アフタヌーンティーのほかに予約不要なメニューも扱っているため管理の仕方が難しいといった運営の都合を挙げた。
今後については「ほとんどがまともなお客さんなのでそこを信じてやっていくしかないです」と意気込む。コロナ禍という状況もあるため、自身の心持ちとして、すべからくキャンセル料を取りたいわけではないという私見も添える。
反響の大きさには「ただの僕の愚痴ツイートですので」と驚きを示した。
小北さんは今後、同店から独立するとツイッターで公表している。最後に手がけるアフタヌーンティーセットが、9月5日から始まるサンリオとのコラボイベント「ハローキティのHELLO CAFE with Season&Co.」で提供される。「ご予約お待ちしております」と小北さんは呼びかけた。