本の寄贈が「ありがた迷惑」になる場合も? ネットで注目...図書館を取り巻く課題と「意外な悩み」

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蔵書の扱いに悩む図書館

   図書館側がキャパシティを越えた書籍の扱いに悩む問題もあります。

   図書館の中には、本の寄贈を受け付けているケースがあります。図書館職員を題材にした漫画『税金で買った本』の原作者・ずいのさんが、同作中の寄贈図書について描いたエピソードをTwitterに投稿しました。

   漫画では、利用者からの寄贈書を受け入れるスペースを確保できない現状があるにもかかわらず、寄贈を断りきれない職員の苦悩が描かれています。

「あなたが要らない本は図書館も要らないんです...」寄贈を断れない司書さんが頑張って錯乱するマンガ「税金で買った本」→「20年前のパソコンの本は要らない...」-Togetter

   また、石川県穴水町の町立図書館が過去に、地元の研究者から寄贈された歴史や民俗学などに関する1800冊あまりの価値をよく理解しないまま誤って廃棄したという報道が注目を集めました

寄贈された貴重書を公共図書館の職員が廃棄処分に→それをめぐっての議論百出‐Togetter

   蔵書の処分や扱いについての話題が出ると、Twitterでは図書館側の対応の是非を問う反応、貴重な蔵書が失われないための仕組みの整理などについて活発に議論が交わされます。

   Twitterで注目される図書館の話題は多岐にわたりますが、根っこをたどると「図書館の価値の再認識」と「図書館を存続させる難しさ」の2点を元にしていることが分かります。

   いずれにせよ、図書館の価値を今後も享受・維持するためには、利用者あってこそ。あまり足を運ぶ機会が無い人も、これを機に図書館を利用してみると意外な発見があるかもしれません。

   以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド出張版」でした。今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。

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