お出迎えサービスのために「益田柴犬育成会」結成
企画を実施するにあたり、西松さんは純粋な日本犬の保存を目的とする全国組織「日本犬保存会」の関係者に相談したという。するとお出迎えサービスに参加したい飼い主が集まり「益田柴犬育成会」が立ち上がった。参加者の柴犬はみな血統書つきで、石号の子孫とみられる。
「飼い主の皆さんは柴犬にかなり思い入れがあって、空港で多くの人々に見てもらえるのはとても嬉しいそうです。当初は5匹くらいでのお出迎えになると思っていましたが、お出迎えに参加したいという方が多くいつも10匹以上が参加しています。
ポスターに名簿が載っているのも、20頭を知ってほしいという思いからだと思います」
柴犬お出迎えサービスがツイッターで紹介され、ウェブニュースにも取り上げられると、空港への問い合わせも増えた。今週は4~5件の連絡があり、「フィンランド人の娘婿が、柴犬が大好きで興味を持っているようなので10月に連れていきたい」といった熱烈な声もあったそうだ。
「何かのついでではなく、柴犬のお出迎えを目的に空港を利用したい人が現れたことに、主催者でありながらびっくりしています。ここまでの反響になると思っていなかったので、実際に来たい方がいらっしゃることが分かって感動しています。いい意味で意外な喜びがありましたし、柴犬ファンの皆様の情熱を感じました。今後はもっと空港からの情報発信に努めていきたいです」
柴犬のお出迎えサービスはこれまで5回実施しており、今後も開催予定。最新の開催情報は空港のフェイスブックで発信する。
(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)
(30日20時30分追記:記事の一部を修正しました。)