「こういうニュースだけ見ていたい」 人々の思いにこたえるアカウントが話題も...管理者語る「複雑な胸中」

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安倍氏銃撃、ウクライナ侵攻...「暗い話題」多いと注目

   自動集計ゆえ、「こういうニュースだけ見ていたい」という声が多ければ多いほど、多くのニュースが投稿される仕組みだ。

   普段は1日1~3本のペースで記事を投稿し、日によっては1本も投稿がない日もある。一方で、安倍晋三元首相が奈良県で銃撃され亡くなった7月8日には一日で12本、翌9日には7本のニュースが投稿された。

   また、これまで最も多くの反響を集めたニュースは、2月24日に投稿した「極寒の海に転落した男性、1頭のアザラシに励まされ続け、無事生還 : カラパイア」。1万6000リツイート、6万2000いいねの反響があったが、この日はロシアがウクライナに侵攻をはじめた日だった。

   暗いニュースが話題になればなるほど、「こういうニュースだけ見ていたい」という人々の思いは大きくなる。あわうみさんは「素直には喜べません。いつかこのbotが誰にも必要とされなくなり、ひっそりと消えていく日が来るといいなと最近は思ったりしています」と複雑な思いを口にする。

   それでも「癒される情報でタイムラインを埋め尽くしてやろうというのではなく、疲れたときにちょうどbotのつぶやきが目に入って癒される、そんな人が少しでもいればいいなぐらいの温度感で作っています」と、アカウントが掲げるポリシーを示す。「人の不幸で儲けるようなことはしたくない」と、収益化はしない考えだ。

   「これからも大きく変えずに細く長く続けていきたいです」

(J-CASTニュース記者 佐藤庄之介)

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