2022年8月26日に放送されたNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」をめぐり、店のオープンを控えるヒロイン・暢子(黒島結菜さん)の言動が注目を集めている。
「条件はなんでも飲みます」
沖縄の本土復帰50年に合わせて放送されている今作。本島北部「やんばる地域」出身の主人公・暢子(黒島結菜さん)がふるさとの食に夢をかけ、料理人として成長する姿を描いている。タイトルの「ちむどんどん」は、「心がワクワクすること」を意味する。
※以下、ネタバレを含みます。
暢子は自身の店を任せられる料理人として、元同僚・矢作(井之脇海さん)に白羽の矢を立てる。しかし矢作は、かつて暢子への嫉妬心から「フォンターナ」の権利書を担保にし、独立したもののうまくはいかず、お金がなくて食い逃げをするなど荒れている状態。当然、周囲は暢子を止める。
しかし暢子は、矢作の料理への気持ちを高く評価し、採用。矢作は暢子の店を訪れて「今から言う条件を飲んでくれなきゃ俺は働かねぇ」とぶっきらぼうに言うと、暢子は「どんな条件ですか? なんでも言ってください」「条件はなんでも飲みます」と目を輝かせる。
「矢作さんが決めてください」
矢作が「給料は...」と言いかけると、暢子は食い気味に「矢作さんが決めてください」と言い値で良いと発言。矢作は「このあたりの相場でいい」とする一方で、給料日の遅れなどは許さないと注意喚起するのだった。
矢作を取り入れたいがために「条件はなんでも飲みます」「(給料は)矢作さんが決めてください」と口にした暢子。だが、実際この店を出す際、ねずみ講につかまった兄・賢秀(竜星涼さん)を救うべく開店資金200万円を失い、落ち込む暢子を見かねた姉夫婦が貯金から丸々補填したといういきさつがある。
ただでさえ、夫・和彦(宮沢氷魚さん)は大手新聞社を辞めてフリー記者になった上、暢子は妊娠中。お金の目処が立てづらいなかでの言動に、視聴者からは
「矢作に『給与はいくらでも決めて下さい』と言い値を提案する暢子のセリフがありえない。 姉の長女の夢を奪った200万円を先に返せよ」
「給料を言い値でいい、って気軽に言うあたり暢子は経営なめてるよな」
「『給料は矢作さんが決めてください!』暢子の金銭感覚よ...どこにそんなカネがあるんだい?」
などといったツッコミが寄せられている。