エアコン28℃→18℃に「客が勝手に操作」 体感型動物園で頻発...園長やむなく対策「ここまでしたくなかった」

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鍵を設置、今後は「甘い対応はできない」

   同様の事案は数年前から発生しており、張り紙で注意するほか、夏場は先述のテープで対策してきた。飼育の都合で剥がせるテープを選んだものの、人の善性を信じて禁止の意思表示になると見立てていた。

   今年も実施したが、暑さのため例年に増して事案が頻発。日に何度も対応に追われる事態となってしまった。同一人物の可能性は否定しつつ、「このままだとイタチごっこだから、いい加減やめましょうっていう注意喚起を含めて投稿しました」と経緯を述べる。

   園長は25日の投稿でエアコンの操作盤の蓋に鍵と張り紙を設置したと報告し、下記のように伝えている。

「これを壊したら器物損壊ですので開けられることはないと願います。元々、エアコン設置場所は監視カメラの撮影範囲内なので全て録画はされています。ここまでしたくなかったのですが、性善説は施設には通用しないとのことで対応しました」

   添付写真をみると、張り紙は「生き物の体調を考慮しての温度設定になっています。温度を下げすぎてしまうと生き物が体調を崩してしまう恐れがあります」と客への理解を求めている。

   園長は取材に「本当はやらなくてもいい対策をしなくちゃいけない状態というのは残念だなと思います」といい、次のように話す。

「今まで甘い対応って言われてるけど、(鍵を壊されたら)甘い対応はできないですよね。本当はそこまでしたくないんだけど...そういう世の中なんだなって今回思って。なんか寂しいけど」
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