「ペナントレースの価値が軽いように感じる」
実際に昨年の巨人は61勝62敗20分と負け越したが、4位・広島の猛追を振り切って3位に。ファーストステージで2位の阪神に勝ったが、リーグ優勝を飾ったヤクルトにファイナルステージで0勝4敗(ヤクルトの1勝のアドバンテージ分を含む)で敗退し、野球ファンからは「借金のチームがCSに出場することに違和感を覚える」という声が少なくなかった。
スポーツ紙デスクは「CSのルールを見直す時期に来ていると思います。借金生活のチームがCSを勝ち抜いた時、リーグ制覇したチームが『本拠地開催と1勝のアドバンテージ』ではペナントレースの価値が軽いように感じる。ペナントレースで負け越した場合は3位でもCSに出場権利がない、リーグ制覇したチームのアドバンテージを2勝にするなど検討するべきではないでしょうか」と提言する。
短期決戦ならではの面白さがある。CSを否定するわけではないが、現行のルールを見直す必要はあるだろう。(中町顕吾)