Q&Aは増え続けている
Q&Aは25日、あるツイッターユーザーが「担当者さんの日頃の苦労が文章全体から伝わってくる超力作なので読んでない人は読んでみて欲しい」と紹介し、大きな注目を集めた。
SNSで話題になるのは今回が初めてではない。20年8月にもツイッターで拡散され、複数のウェブメディアで報じられた。当時の質問数は20~30ほどだった。
岐阜県はその後もサイトを更新し続け、21年11月9日までに計60のQ&Aを公開した。職員たちが日常的に接する質問や、実際に起きた水難事故を参考に創作した質問もある。たとえば「今、体ごと流されています。どうすればいいですか?」といったものだ。これに対しては「背浮きをして呼吸を確保してください」などと回答している。
担当の内田さんは、このような質問を並べた狙いを次のように話す。
「岐阜県では特に板取川や長良川で水難事故が多発しております。情報提供を行うことで少しでも亡くなってしまう人を減らしたいという思いから、Q&Aページを作成しました。
高校生の水難事故が相次いだことを受けては、高校生目線の質問を追加しました。様々な具体的な場面を想定し、多角的に説明することで、より水難事故の危険性に対する理解を深めてもらいたいという狙いがあります」