漁協「マナーを知らない人が時々おり、たまに警察が出動」
隆栄丸の佐藤船長は8月25日、J-CASTニュースの取材に対し、大雨の影響で海が濁っているため、潜ってスクリューの確認はできていないとしたうえで、修理する必要が出てきた場合は、100万円単位で費用がかかることを明らかにした。
金浦漁港は、秋田県の県有地になっており、県から管理を委託されている県漁協南部支所では同日、取材にこう話した。
「漁港は、漁業のために整備されており、漁業以外は許可されていません。釣りについては、漁業に損害を受けていないなら、目くじらを立てることはないと、大目に見られています。テトラポット前など一部で柵をしていますが、釣り禁止との立て看板などは立てていません」
漁港の岸壁からは、メバルやヒラメなどの沿岸魚が釣れるといい、それを狙って週末を中心に釣り人が集まってくるという。
「今回の方は、投げ釣りで底魚を狙っていて、漁船の航路に糸がかかっていたため、置き竿で目を離したすきに持っていかれたのではないかと思います。マナーを知らない人が時々おり、立ち入り禁止場所に入ったりして、たまに警察が出動することがあります。しかし、竿を持っていかれたと騒ぐことは、珍しいと思いますね。自らの不注意ですから、普通の人なら抗議しないであきらめるでしょう。今回の方が謝罪に来たということは聞いていません」
漁港でのトラブルが24日に一部ネットニュースでも取り上げられると、ツイッターでは、釣りの関係者からの投稿が相次いだ。