官僚時代の苦い経験
筆者は、記者クラブについて、官僚時代の苦い経験がある。まだ、霞ヶ関官庁がホームページも持っていなかった1990年代中頃だ。当時の大蔵省で、筆者は特殊法人の情報公開を担当していた。インターネットもあまり知られていなかったが、筆者は自前で役所のホームページを立ち上げていた。それが珍しかったので、テレビ取材もあり、筆者の右手でクリックする場面がとられた。
特殊法人以外の新聞発表資料も公開したが、大蔵省記者クラブから猛烈な抗議を受けた。その当時、新聞公表資料は事前にマスコミに配布し、それをマスコミが記事にしていたが、マスコミ配布と同時にネットで公開したからだ。筆者は抗議を受け入れ、その後、ネットで新聞発表するようになったのは、かなり後だ。
既得権者にとって技術はいつも脅威なので、今回のマスコミ「コント」も笑えないところもある。
++ 高橋洋一プロフィール
高橋洋一(たかはし よういち) 元内閣官房参与、元内閣参事官、現「政策工房」会長
1955年生まれ。80年に大蔵省に入省、2006年からは内閣参事官も務めた。07年、いわゆる「埋蔵金」を指摘し注目された。08年に退官。10年から嘉悦大学教授。20年から内閣官房参与(経済・財政政策担当)。21年に辞職。著書に「さらば財務省!」(講談社)、「国民はこうして騙される」(徳間書店)、「マスコミと官僚の『無知』と『悪意』」(産経新聞出版)など。
「少しせきは出るが、すでに熱は平熱に戻り、リモートで仕事を続けることにした」
— NHKニュース (@nhk_news) August 22, 2022
新型コロナに感染した岸田総理大臣は、終日、総理大臣官邸に隣接する公邸でリモートで公務にあたりました。
そして、22日午後7時すぎにオンラインで記者団の取材に応じました。https://t.co/AH5fP2SZuy#nhk_video pic.twitter.com/uNeCtEonhW