プロ野球ヤクルトの元選手で野球解説者の宮本慎也氏(51)が2022年8月23日にユーチューブチャンネルを更新。今夏甲子園球場で開催された第104回全国高等学校野球選手権大会を振り返り、今秋ドラフト会議の注目選手に言及した。
「ここ最近5年ぐらいの間だったらナンバーワン」
大会は仙台育英(宮城)が決勝で下関国際(山口)を8-1で破り、東北勢悲願の初優勝を果たした。優勝候補の大阪桐蔭(大阪)は準々決勝で下関国際に4-5で敗れ春夏連覇はならなかった。
宮本氏は「どこが優勝するかというよりも大阪桐蔭をどこがやっつけるんだという大会だった」と総評し、今大会注目した選手として大会ナンバーワンスラッガーと称された高松商(香川)・浅野翔吾選手を挙げた。
浅野選手は3試合に出場し10打数7安打の打率7割、3本塁打、6打点をマークし、2つの盗塁を決めた。18日の近江(滋賀)戦では大会ナンバーワン右腕・山田陽翔投手からバックスリーンへ特大の本塁打を放ちライバル対決を制した。試合は6-7で敗れたものの、存分に存在感を示した。
宮本氏は「1番に目についたのは浅野君だね。高松商業の。ここ最近5年ぐらいの間だったらナンバーワンじゃないかな。バッターとして。あの子はえぐい。打ち方もいい」と手放しに絶賛し、浅野選手の特徴を次のように説明した。
「足も速いんだよあの子。面構えもいい」
「調べによると85センチのバットを使っている。高校生の主流は84センチまでなの。それを85センチを使っている。長いバットを扱える。身長は170センチなのだけれども体重がたぶん90キロ近くあるんじゃないかな。すごいがっちりしてゴリラみたいな体でニックネームが獣というらしいから。足も速いんだよあの子。面構えもいい」
スポーツ紙などの報道によると、浅野選手はプロ志望届を提出する予定で今秋のドラフト会議の目玉になりそうだ。スタッフから「浅野選手、ドラ1行くべき球団はありますか?」と問われた宮本氏は「もし内野手とかだったらもっと評価が上がると思うんだけど、外野だとしても俺は全部取りに行った方がいいと思うよ」と私見を述べた。
さらに「彼が使っているバットは今の高校生はなかなか扱えないバット。それをあれだけ振り回しているわけだから木にいっても多分あまり変わらないんじゃない。あとはプロのピッチャーに慣れていくとか。これはどこの球団というよりもみんな取りに行った方がいいと思う。万能選手だから。しかもホームラン打てるし」と持論を展開した。
浅野選手は第30回WBSC U18ベースボールワールドカップ(米フロリダ・9月9日~)の日本代表メンバーに選出された。甲子園組では近江・山田投手や大阪桐蔭の松尾汐恩選手らが選出された。
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— バーチャル高校野球 (@asahi_koshien) August 18, 2022
山田と浅野の注目対決??第2打席!
真っ向勝負を制したのは、浅野翔吾!#バーチャル高校野球 で??ライブ中継中??
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