巨人赤星が「ただ敗戦処理」に... 原監督の投手起用に堀内恒夫氏が疑問「今一度考えてもらいたい」

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   プロ野球巨人の元監督で野球解説者の堀内恒夫氏(74)が2022年8月22日にブログを更新し、原辰徳監督(64)の投手起用に疑問を投げかけた。ブログは「ピッチャー陣の起用について」とのタイトルで公開され、21日に東京ドームで行われた阪神戦を振り返った。

  • 巨人・原監督(編集部撮影)
    巨人・原監督(編集部撮影)
  • 巨人・原監督(編集部撮影)

「赤星をただの敗戦処理として使っているように」

   冒頭で「今日のブログはね昨日投げたピッチャー陣について老婆心ながら気になったことを正直に述べていきたい」と書き出し、21日に登板した投手陣に言及。この日は7人の投手がマウンドに上がり、阪神打線に計16安打を許して1-6で完敗した。

   堀内氏は先発シューメーカー投手(35)について「スライダーとフォーク頼みのピッチング」と評し、打たれた理由に関してボールにスピードがないこととフォークが多すぎることを挙げた。シューメーカーのフォークはストライクを取りにいくボールでストライクゾーンにスピードなく落ちるので打たれていると指摘した。

   シューメーカーは5回途中で降板し10安打3失点(自責2)。2番手・赤星優志投手(23)は5回2死1、2塁のピンチに登場し、梅野隆太郎選手(31)を1塁ゴロに打ち取り失点を防いだ。

   堀内氏は赤星のワンポイント起用に持論を展開。「シーズン前のブログで俺は赤星を『中継ぎから育てた方がいい』そう言った」とし、「先発がダメなんじゃない。プロで打たれる怖さを知る前に気持ちが楽なところで投げさせる。それによって自分の良さを伸ばし抑えることの喜びをまず知ってもらいたいからだ」と綴り、以下のように続けた。

「しかし、昨日の起用を見ても彼をただの敗戦処理として使っているように思えてしまう。もし、育てるというならばあの1ポイントは他の誰かに任せ次の回、頭から2回くらい長いイニングを投げさせた方が経験を積ませると言えるだろう。現状、ピッチャーの質から言えば赤星は山﨑伊や堀田に負けてはいない。俺はそう思っている。彼らが先発ならば赤星もそうですよ。チームが彼に期待しているのならば役割分担をしっかりと今一度、考えてもらいたいところだね」

「勝っても負けても投げるようじゃ気持ちも入ってこない」

   そして8回に登板した高梨雄平投手(30)に言及。高梨は3点ビハインドの展開でマウンドに上がり、1死満塁から大山悠輔選手(27)に2点タイムリーを許したところで降板。打者5人に対して2安打2四球と精彩を欠いた。

   堀内氏は「昨日は微妙なところを球審にボールと判定されてマウンド上で苛立っているのを感じた」との感想を漏らし、「微妙なところで勝負できる彼のピッチングスタイルでもってストライクを取ってもらえないようでは自ずと厳しくなってくる。でもね、こういう微妙なところがボールになってしまうのは連投の疲れもあるだろうと思うし勝っても負けても投げるようじゃ気持ちも入ってこないと思うよ」と解説した。

   また、3点ビハインドの場面で勝ちパターンの高梨を起用したことに疑問を投げかけた。巨人は6回まで無得点に抑えられ、7回に主砲・岡本和真選手(26)のソロ本塁打で1点を返し、直後の8回に高梨がマウンドに上がった。

   堀内氏は岡本の本塁打場面を振り返り「3点差になったから?流れが変わった?勝つつもりで勝ちパターンを出す?」と綴り、「なんて言って投げさせていたらおかしくなる。負けているうちは誰かが粘って耐えて抑えてその間に同点、逆転したところで勝ちパターンを出さないとピッチャーがおかしくなるよ」と厳しい論調で指摘した。

   チームは16日のDeNA戦から泥沼の6連敗。23日から1.5ゲーム差で巨人を追う最下位の中日と本拠地・東京ドームで3連戦を予定しており、初戦は菅野智之投手(32)が先発のマウンドに上がる。

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