韓国「マウンド国旗立て」に「イチローさんも怒ってた」 多村仁志氏語る06年WBC「あれはない」

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「世界のホームラン王から世界一の監督にしようと」

    多村氏によると、試合終了直後にイチロー氏がベンチ内で大声を発して激怒していたという。試合後のインタビューでイチロー氏は「僕の野球人生で最も屈辱的な日ですね」などと語っていた。

    第2ラウンドは韓国が3戦全勝で1位通過。日本、米国、メキシコはそれぞれ1勝2敗で並んだが、日本が失点率で米国とメキシコを下回り準決勝に進出し、韓国を6-0で下し雪辱を果たした。

    多村氏は大会全体を振り返り、優勝出来た要因のひとつにベテラン勢の支えがあったことを挙げた。

    「レギュラーで出ているメンバーではなくて宮本(慎也)さんであったりとか谷繁(元信)さんであったりがバッティングピッチャーをやってくれた。バッティングピッチャーの方たちも(バッターが)すごい選手たちなのでちょっとイップス気味になったりしていた。そこで毎日投げてくれ手伝ってくれたというのもあって『先輩たちのためにもやらないと』という気持ちなっていた」

    同大会は王貞治氏が監督を務め、イチロー氏をはじめ松坂大輔氏、上原浩治氏、藤川球児氏らそうそうたるメンバーが集結。多村氏は「いいメンバーが揃っていたと思います。選んでもらえて本当に感謝ですね」と改めて感謝の言葉を口にし、「世界のホームラン王から世界一の監督にしようという感じもあった」と懐かしそうに振り返った。

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