リゴンドー戦後に状況劇的変化
2度にわたる世界戦キャンセルを重く見たWBOは5月にカシメロの王座はく奪を決定した。これに伴い暫定王者バトラーが正規王者に昇格。バトラーは年内にも世界バンタム級3団体統一王者・井上尚弥(大橋、29)との対戦が見込まれる。
記事ではカシメロが20年4月に井上と王座統一戦を行う予定だったが、残念ながら新型コロナウイルスの影響で井上が日本を離れることが出来ず試合が中止になったと解説。そして21年8月に元世界王者のギレルモ・リゴンドー(キューバ、41)を破り4度目の防衛に成功した後、状況が劇的に変化したと指摘した。カシメロはリゴンドー戦を最後にリングに上がっていない。
また、「ホット」ではないボクサーにWBC世界スーパーフライ級フランチャイズ王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ、32)、元WBA世界スーパーミドル級スーパー王者カラム・スミス(英国、32)らが選出された。スミスは20年12月に最強王者サウル・アルバレス(メキシコ、32)に判定で敗れプロ初黒星を喫した。
一方、「ホット」なボクサーとしてWBA世界ライトヘビー級王者ディミトリー・ビボル(ロシア、31)、IBF世界クルーザー級王者ジェイ・オペタリア(オーストラリア、27)らが選出。ビボルは今年5月にアルバレスに判定で勝利し世界的に評価を上げた。