「事業をしている片手間にやったこともありナメていた」
両者の言い分を聞いた竹原氏は「俺だけじゃないと思う。何人ものボクサーが見ていて『情けない、ショックだった』と思うやつ多々いると思うよ」との見解を述べ、「今回どれくらいの気持ちでやったの?命かけてやったの?」と鋭く切り込んだ。
命がけで臨んだという山本選手に対して、細川選手は「正直、事業をしている片手間にやったこともありナメていたというのはあります。現役時代は週6で練習してそれのためだけにかけてたんですけどそれもしてなかった。てる君はめちゃくちゃ練習してた。今の実績だけで勝てると自分で勝手に思ってました」と慢心があったことを素直に認めた。
さらに細川選手が「ボクサーは最初4回戦から始まってチャンピオンを目指すわけじゃないですか。日本、東洋チャンピオンになってる自分が試合に対して負けるにしても真剣に臨むべきだったというのはあります」と反省の言葉を口にすると、竹原氏は「負けは結果論だから仕方ないけど気持ちだよ」と諭すように語り、「やるなら一生懸命やってボクシングの株を上げてよ」とエールを送った。
「BreakingDown」に関してはプロボクシングの現役世界王者であるWBA世界ライトフライ級王者・京口紘人選手(ワタナベ、28)がユーチューブチャンネル(7月19日公開)で持論を述べており、細川選手と山本選手にも言及している。
京口選手は「本人がやりたくて知名度を上げるための手段を選んだので否定はしないけど、ボクサーでタイトルを取った人があの場に出てボクサーではない畑の人とああいいう風にやると品格的にはあまり良くないかなと思いますね」などと語った。