ワンピース「重大ネタバレ疑惑」でコラム筆者謝罪 「個人的願望」で根拠なし...「軽率だったと猛省」

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   人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」に関する新聞記事に、今後のストーリー展開のネタバレが含まれているのではないか、とネット上で物議を醸していた騒動で、記事の筆者が2022年8月13日、ネタバレ疑惑を否定のうえ謝罪した。

   主人公・ルフィ率いる海賊団「麦わらの一味」に特定キャラクターが加わると予告する記述があった。筆者は「確定的な言い方をしてしまいましたが、あれは根拠があるわけではありません」「軽率だったと猛省しております」などと伝えている。

  • 写真中央左がヤマト(ONE PIECE公式ツイッター@Eiichiro_Staffより)
    写真中央左がヤマト(ONE PIECE公式ツイッター@Eiichiro_Staffより)
  • 合志マンガミュージアム公式サイトより
    合志マンガミュージアム公式サイトより
  • 写真中央左がヤマト(ONE PIECE公式ツイッター@Eiichiro_Staffより)
  • 合志マンガミュージアム公式サイトより

本編にない「新メンバー加入」情報にネット騒然

   漫画は連載25周年を迎えて最終章に突入した。仲間についてルフィは1話で「10人はほしい」と意気込んでおり、1056話までの旅を経てゾロ、ナミ、ウソップ、サンジ、チョッパー、ロビン、フランキー、ブルック、ジンベエの9人が加わっている。ファンの間では次が最後とも目され、動向に注目が集まっている。

   このような状況で7月30日、熊本日日新聞に掲載された連載記事「マンガ漫遊記」の一文が波紋を呼んだ。筆者はNPO法人熊本マンガミュージアムプロジェクト(熊本市)代表で、合志マンガミュージアム(合志市)館長の橋本博氏だ。

   記事の内容は、熊本地震に始まる企画「ONE PIECE 熊本復興プロジェクト」の一環で熊本県に設置された麦わらの一味の銅像に言及するもの。県が熊本市出身の原作者・尾田栄一郎さんと協力して実施している。橋本氏は像の経済効果に触れつつ、

「マンガ本編ではルフィの仲間にもう一人『ヤマト』が加わることになっているが、こちらも県内に銅像ができることを願っている」

と記した。ヤマトは元「四皇」と呼ばれる大海賊・カイドウの実子で、白から緑にグラデーションがかった長髪と赤い角を持つ。「ワノ国」が舞台の983話から登場した人気キャラで、ネット上では仲間になるか否かの論争が白熱している。

   今後の展開を明かすような橋本氏の文章はツイッターで拡散され、真偽を含めて物議を醸した。

   これを受けて橋本氏は8月13日、所属団体の公式サイトを通じて「熊本日日新聞掲載記事に関するお詫び」という文書を発表した。先の文章について各所から指摘があったと報告し、次のように訂正した。

「『ワンピース』の麦わらの一味に、ヤマトが加わることになっているという、確定的な言い方をしてしまいましたが、あれは根拠があるわけではありません」

「私の個人的願望に基づくものです」

   執筆の経緯を、「これまでの連載を読んでいて、ヤマトが仲間になるのではないかという、私の個人的願望に基づくものです」と説明。かつ「ネタバレ的な表現になってしまったことも早計でした」とし、

「現時点では、ヤマトがルフィの仲間になることは確定しておりません。にもかかわらず、あのような表現をしてしまったことで、皆さまに不快な思いをさせてしまったことは、軽率だったと猛省しております」

と反省の意を示した。橋本氏は「ご迷惑をおかけしてしまったことを、この場を借りてお詫び申し上げます」と詫びている。

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