「積極的平和主義」は「戦争ができる国に変貌するという意味で解釈」
東亜日報は「反省の言葉なき77周年記念式典」の見出しを掲げた。式辞で「戦争の惨禍を二度と繰り返さない」と述べたことを紹介する一方で、「しかし、戦争の加害者として、いかなる責任や反省にも言及しなかった」。
「積極的平和主義」の文言が踏襲されたことについても、
「自衛隊の強化と防衛費の増加によって、戦争ができる国に変貌するという意味で解釈される」
と非難した。
一方、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が8月15日、日本の植民地支配からの解放を記念する「光復節」の式典で行った演説では、日本を「世界の市民的自由を脅かす課題に共に立ち向かわなければならない隣国」と表現。慰安婦問題や元徴用工による訴訟問題を念頭に
「日韓関係が普遍的価値に基づいて未来と両国の時代の使命に向かって進むとき、過去の歴史の問題は適切に解決することができます」
と述べ、直接の対日批判は避けた。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)